仮想実験住宅の設計T邸

先月、9月一杯で都内のカトリック系H幼稚園の実施設計も一応終了し、しばらく時間がありそうなので、現在要望が多いと思われるケースで住宅設計を試みようと思う。
名付けて『仮想的実験住宅』。

先週府中市にお住まいのTさんご夫妻が新築住宅を考えているとの事で打ち合わせを行った。
初めての打ち合わせでのTさんご夫妻の要望、建築条件は下記である。

ご要望
大きなリビングダイニング
子供部屋は将来2室に対応
当面は子供2人で一室
浴室は広く
洗濯乾燥機が欲しい
洗濯物を外に干したくない
浴室は1階で可
台所はオープンキッチンで
子供の様子がキッチンからわかるように
子供が２階にいても１階からわかるように
旦那様の書斎がほしい
自動車なし
4人家族（夫婦＋子供2人）
Tさん（30代）は都内の会社に勤めるSE
奥様（30代）は家事とパート兼務
お子様は小学3年生女の子と小学1年生男の子
予算約2000万円（設計料含む）

法的条件
第一種低層住居専用地域
防火指定無し
高度制限無し
22条指定区域
日影規制無し
建蔽率６０％
容積率８０％
敷地面積１００㎡（３０坪）
都市ガス、電気、水道、下水完備

第一回目の打ち合わせなので、おおざっぱではあるが、大体の要望はつかめたように思う。

一週間後たたき台の図面（平面図、立面図、断面図、パース）を持って打ち合わせに行く予定である。

敷地がかなり小さいため、容積、建蔽率から通常のプランニングでは面白くない。

シンプルでより豊かさが感じられるような空間構成が望まれるところだ。

感謝合掌。

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